ガンジスの風に吹かれて

ガンジスの風に吹かれて

夜のガンガー(ガンジス河)は
昼とは、また違った匂いがする。

ボートに乗り、ガートからガートへ。
雨季直前のガンガーは
とても浅く、幅も狭い。

ライトアップされた、インドの建物が、
自分がインドにいることを
改めて実感させてくれる。

夜なので、涼しいかと思ったが
少し生暖かい風が、体を吹き抜ける。


24時間、燃え続けている
バーニングガート
正式名称「マニカルニカガート」の夜の景色は
昼のそれとは、また違った
異質な雰囲気を放っている。

このマニカルニカガートには
インド中から、人が
死にに、やって来る。

ここで、死ぬことが、
彼らの夢らしい。

大多数の日本人からすれば、
死ぬことが「夢」など
到底、理解できるはずがないが
彼らには、これが「夢」である。

残念ながら、オレには
その夢は、理解できないし
理解したくもない。

理解したくても、理解できないことが
また、多くある。

日本人とインド人に限った話しではなく
日本人と日本人でも同じことが言えるだろう。

共有できることは、共有し
共有できないことは、無理に共有しなくていいと思う。

きっと、その方が
いろいろ、うまく回っていくように
世界はできているんだと思う。