「もうすぐ、お店作りだすからおいでよ」
ネパがそう言ってくれた。
北海道斜里郡小清水。
網走監獄や知床がある、北海道の東、
道東に位置する、とてものんびりとした町。
そこが、ネパの実家である。
沖縄のビーチロックビレッジで、
いっしょにボランティアしていたゆみと
札幌から、高速を走ること、約6時間。
小清水に到着。
ジャガイモ畑と小麦畑が広がる景色の中に
突然現れた、絵本に出てきそうな建物の入口。
スイバだった。

インドで初めて会ってから
1年ぶりにネパと再会。
なんか、久しぶりの感じが全然しないなぁ。
スイバは、いま 6人で作っている。
実は、全員沖縄のビーチロックビレッジという場所で
ボランティアをしていたことがある。
ネパ、ヒロ、あっちゃん、あやは、主に建物を造る、建築隊、
ポピンは、リバートレッキングなど、沖縄を感じられる遊びを提案する、体験隊
まるは、宿泊のお客さんを、おもてなしする、ゲストハウス隊。
その6人の空気が混ざり合って
スイバは、作られていた。
しかも、ほぼすべて手作りで。
手作りのカウンター

手作りのピザ窯

秘密のトイレの入口

建築中のストローベイルハウス(藁の家)

手作りでお店を作ってるとは聞いてたけど
自分の予想を遥かに超えている、
その手作り具合に、オレはなにも言えなかった。
人って、ほんとに感動すると
なにもしゃべりたくなくなんやね。
スイバの二階から、
しばらく、ぼーっと店の中を眺めていた。